「Stellarisプレイ日記Ⅲ①」新大陸へ
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ワームホール航法を手に入れたローマ人達は、すぐさま他の星系へと旅を始めた。彼らにとって宇宙は驚きの連続だった。古の遺物の存在から、彼らは自分達以外にも知的生命体がいることを確信した。また、この広い宇宙には居住可能な惑星があることもすぐにわかった。
皇帝ジャック・レミーの指示の元、首都星ローマで建造されたコロニーシップが、今まさに新たな惑星の軌道にたどり着いた。
2209年2月30日、Pangeaと名づけられた惑星に、歴史上初めてローマ人は植民をした。それを皮切りにローマ人は、次々と新大陸を目指すことになる。
しかし、宇宙は決して平穏無事なわけではない。最初に帝国に立ちふさがったのは「宇宙海賊」の存在である。
「情報局からの情報によると、ここ数ヶ月間、我々の星系で民間船が攻撃にあったとのことだ・・・彼らはスカルクラッシャーと自らを呼んでおり、彼らの艦艇は無視できない存在となっている」
そんな中、我々に恭順を誓う海賊たちも現れる。
皇帝は彼らを快く配下に加えた。
サラクリス星系の戦いは、帝国にとって始めての戦いとなった。
元海賊で構成された我が艦隊にとって、敵が取る行動は予測しやすいものだった。
その後も幾度かの討伐作戦が行われた。
こうして植民と海賊討伐を続けているなかで、帝国はついに異星人とコンタクトを取ることとなった。
2258年7月2日、帝国と初めて通信した彼らは「地球連邦」と名乗った。
「私達は民主国家であり、人民の種族にかかわらず、すべての人民に自由が与えられることを信条としている。大統領はローマの方々とすばらしい関係を築くことを希望している。」
「人間達よ、我がローマ帝国は地球連邦のあなた方と友人となれることを期待している」
植民星が増え、国境が首都ローマから遠くなっていくにつれ、次々と異星人とのファーストコンタクトが始まった。
中でも「知識の番人」たちとの出会いは今後に向け有用なものだった。
エナジークレジットと引き換えに我々に知識を共有してくれるようである。
しかしこの広い宇宙、ローマ帝国に友好的な種族ばかりではないようである。
まだ国家間で戦争が起こる兆しはない。だがそれがいずれ起こるであろうことは、当時の人々から見ても明らかだった。
帝国はその時に備え戦力増強を図るとともに、コロニーシップを次々と宇宙に送り込んでいる。
宇宙の片隅で生まれたローマ帝国は、ようやく青年期を迎えつつあるように見える。果たして今後彼らの前にはどのような障壁が現れるのだろうか。