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ゲームに関する備忘録

試行錯誤する細川家1「簒奪者」

時は文安元年。西洋の暦では1444年であるこの時は、応仁の乱の前夜である。

足利家率いる室町幕府は少しずつその力を失いつつあり、各地の諸侯は虎視眈々と勢力拡大を狙っている。

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細川家は当主勝元のもと、隆盛を極めつつある。南北朝時代足利尊氏を支えたことで世に名を轟かせた細川家は、代々幕府の要職を歴任し、茲許幕府からは摂津、四国、そして安芸を任されるまでになった。歴史上では勝元が、応仁の乱の引き金を引いた人物とされる。

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(wikipediaより)

日本から遥か西方ヴァルナでは、教皇エウゲニウス4世率いる十字軍が、オスマンの軍勢に完敗を喫した。内輪もめで消耗していたキリスト教社会は、今まさに変化を迫られている。

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激動する世界の中、果たして細川家は日本を外敵から守りぬき、世界に覇を唱えられるだろうか。

 

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というわけで始まりました。ヨーロッパユニバーサリス4プレイ日記「試行錯誤する細川家」シリーズです。まず初めに、筆者が設定するゴールとマイルストーンを示します。

 

目標:日本として新世界に覇を唱え、スペインやポルトガルといった列強を駆逐する。

 

そのために達成すべきと考える項目は以下の通りです。

1.早い段階で日本を統一する。

2.アリューシャン列島経由でカリフォルニアに入植する。

3.Colonizationを日本で発生させる。

4.北米の西洋系勢力を追い出す。

 

なお筆者はプレイ時間185時間の初心者なので、積極的にセーブ&ロードを行います。その過程で筆者が学んだことの備忘録としても、このプレイ日記を残そうと思っています。このゲームたぶん1000時間ぐらいやらないと中級者になれそうにないですよね、ほんと。

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前向きが長くなりました。それでは始めましょう。

 

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1446年、細川家は突然訪れた幸運に沸いていた。なんと他家に誘拐された世継Motoyasuが自力で帰ってきたというのだ。彼はその大名家に伝わる軍事技術をくまなく学び、それを細川家の為に伝えたいという。

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一段と指揮の上がった細川家は、尼子家の本拠地出雲に兵を向ける。世は戦国時代、国境を接しているだけで、開戦事由になるのだ。

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出雲を抑えたのち、近年関係が悪化していた山名と筒井を攻める。

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しかし、勢いにのって勢力を伸ばす細川を、将軍家が黙って見ているわけはなかった。当主Katsumotoは、幕府から切腹を命じられ、18歳という短い生涯を自身の手で終えたのだ。

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細川家の間では将軍家に対する怒りが渦巻いている。いつか足利家に復讐をする、家臣の誰しもが同じ気持ちを共有していた。だが一連の騒動はあまりにも出来すぎているともいえないだろうか。出自のわからない後継者が突然現れ、その数年後にはもう当主となったのだから。

 

簒奪者Motoyasuのもと山名を占領した細川は、さらに飛躍する。細川に対し包囲網を築き懲罰戦争に挑んできた伊東と菊池を、何度かの野戦で完全に叩きのめした。

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そのあともMotoyasuの行動は早かった。紀伊と美濃、そして越前一帯を抑えていた北畠を滅ぼす。

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それに呼応するように、同盟していた南部が領土を広げる。こうして室町幕府の当事者は、足利将軍と南部、安東、今川、そして細川だけとなった。

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1475年2月2日。細川は足利家に宣戦布告した。国政を専断する将軍家から天皇陛下を救い出し、細川の「はなれ九曜紋」の旗のもと、日本を統一するのだ。

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切腹により世を去った先代当主の敵討ちであると、細川の陣営は異常なまでの士気を保っていた。そこに天才的用兵家であるMotoyasuの頭脳が加われば、まさに敵はない。

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ついに京都を手に入れた。

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Motoyasuは将軍を打ち倒し、天皇陛下の名のもと新たな将軍となることで、自らの野望を達成した。そう、彼は日本の軍事的支配者となったのだ。細川幕府が前任よりも成功するか、それは後世の歴史家にしかわからないだろう。彼は大名を団結させるという、新たな仕事を得たのだ。

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征夷大将軍となったMotoyasuは、最初から将軍として国土を統治する気などなかった。「日本」という国家の脅威は、海の向こうからやってくるものと、その明敏な頭脳で分かっていたのだ。そして彼はついに、日本の建国を宣言する。

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錦の御旗を掲げた新政府軍は、いまだに生き残っていた今川の残党を滅ぼし、沖縄を除く全土を手中に収めた。

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戦乱で荒れ果てた国土を再建しながら、日本の開拓者は北へと進路を向ける。最初の入植地は樺太だった。

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十勝の港から出発した探検者は、東方に新大陸の存在を確信した。

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時代はついに、植民地時代を迎えようとしている。果たして日本は新しい世界でどのような役割を担うのであろうか。

 

つづく。