この記事では「Kenshiの歩き方」と題しまして、初心者の方やこれからゲームを買おうとされている方向けに、序盤の攻略から楽しみ方までをご紹介していきます。
なお筆者は英語版をプレーしていますが、なんと公式で日本語対応しています。元々のニュアンスを活かした素晴らしい翻訳だと思うので、そちらもぜひどうぞ。
Ⅰ.このゲームって低スペックPCでも遊べるの?
では早速歩き方に入る前に、
「このゲームってPCスペックどれぐらいで出来るの?」
という疑問にお答えしましょう。
「こいつのPC化石かよ」と思ったあなた、そうです、ここ笑うところです。
10年前くらいのデスクトップPCで遊べるくらいですから、大体のPCで楽しめるのではないでしょうか。もちろんカクつくこともあるので、描写範囲を狭めたり、影のクオリティを下げたりはしていますが、さほど気にはならないですね(個人的主観)
あと、MODで動作改善を図れるものもあるようですね。お好みに合わせて使ってみてはいかがでしょう。
【天候エフェクトを表示しないようにする】
Steam Workshop :: Removed Weather Effects
Ⅱ.おすすめの出自
さて、最初に悩むのは「どの出自で遊ぼう」というところですね。
安心してください、どれでも存分に絶望を味わえます。
(絶望感だけでいくとカニバルハンターがおすすめ)
ですが、もし生き残ることや、スムーズなゲームプレーを望む方でしたら、帝国市民としてのスタートをオススメします。次点が男と犬一匹ですね(本ブログのマルコ君と同じ)
帝国をオススメする理由は後述の通り。
Ⅲ.死なない為に
帝国市民でスタートしたあなたは、おそらぐショーバタイという街に降り立ったことでしょう。死なないためにすべきことはシンプルです。
①怪我をしたら治療する。
②腹が減ったら食事をする。
画面下部のパラメーターを見れば、プレーヤーの状態がわかります。
wikiにそれぞれのパラメーターに関する詳細な情報が載っていますので、ご参考までに。
ステータスとスキル - Kenshi 日本語wiki - アットウィキ
ここでは、特にとっつきにくいポイントだけご説明しましょう。
①治療
怪我をしたら安全なところに逃げて、医療セットを持った状態でキャラを右クリック。
治療したところですぐにパラメータが回復するわけではないので、ベッドを探して寝る。
(あれ、いつのまにか逃亡奴隷になってる?気のせいかな)
②食事
食べられる状態のメシをインベントリに持っていたら勝手に食べる。(ここ重要)
例えばグリーンランド人は生肉をそのままムシャムシャできないので、
材料無しで作れるキャンプファイアにぶち込んで干し肉にすれば、食べられるようになります。
Ⅳ.お金を稼ぐ
愛、健康、すべての自由はお金次第だ。愛が欲しい?あなたの愛する人はお金が欲しいだろう。健康が欲しい?医者はお金が欲しいだろう。富は人生を簡単にする。富は力である。そして富は選択する権利を人に与える。
―お金は自由だ(名も無き帝国市民)
さて、寝てメシを食うだけでは面白くありませんよね。お金を稼げば、あなたの理想を実現できるかもしれません。では、ショーバタイでオススメの稼業をご紹介しましょう。稼ぐためにはなりふり構ってはいられません。
①賞金首を捕まえよう
あなたはバウンティハンターです。このサツバツとした世界には、賞金首がのうのうとのさばっています。そいつらを地元警察にどんどんつきだしましょう。
時として罪というものは、人の意思によらず背負わされるものです。ショーバタイがオススメなのも、意図せず賞金首になってしまうNPCが沢山いるからなのです。
例えばこの人さらいについた賞金は500キャット。しかも、ショーバタイのサムライにのされた状態で転がっているので、あなたがリスクを犯してタイマンをはる必要がないのです。(それにまず勝てないし)
寝転がっている彼を右クリックで持ち上げ、街の警察署へ連れて行きます。
生きていないと賞金が半額になってしまうので、早めに持っていきましょうね。
目印は建物についてる星みたいなマークです。
②奴隷に売り飛ばそう
あなたがいる都市連合では、奴隷は合法的な制度になっています。
人さらいや奴隷狩り等、奴隷を仕入れて売ることを商売にしている人たちも沢山います。もしあなたに抵抗感がなければ、このビジネスは安定的な収入源になります。
ショーバタイ付近では、サムライと反乱農民がよく喧嘩をしているので、仕入れに困ることはないでしょう。どんな奴隷でもバーでパンを一個買うぐらいの値段にはなるでしょう。
なお、奴隷商人の店はにこちゃんマークが目印ですね。
③盗品を売ろう
他人のものを自分のものとして売るのも、貴重な収入源の一つです。
ただし、一つだけ注意事項があります。
盗んだものには「誰から盗んだか」が記録されている、ということです。つまり、売る相手をしっかり選ばなければ、盗みが簡単にばれてしまいます。
例えばこのグロッグというお酒、奴隷商人達のキャンプから盗んできたものです。それをいま、帝国のバーで売ろうとしているところです。奴隷商人と帝国はとても仲が良いので、奴隷商人から盗んだものを売りつけようとすると、サムライ警察に通報されてしまう可能性があります。この場合ですとバレない確率は67パーセントと出ていますね。
一方でフリートレーダーズという、同じ街で商売をしている別の商人に売ろうとすると、110%と出ていますね。つまり、売っても安全だということですね。
もし適切な売る相手が見つからなければ、シノビ盗賊の皆さんに売っても良いですね。よくバーでたむろしていたり、街に塔を持っていて拠点にしていることが多いです。ちなみに彼らはどんな盗品でも買い取ってくれますが、値段が半分になるというペナルティがあります。
④Koufuプレイ
「盗んだり奴隷に売り飛ばしたり、性に合わないなあ」という方には、Koufuプレイがオススメです。なお、Kenshiをプレーしているのにやっていることは鉱夫だよね、という自嘲がKoufuの由来です。
鉄より銅の方が高く売れるので、鉱脈を見つけたら覚えておきましょうね。
Ⅴ.何のために生きるか
さて、これまでの章では生き延び方やお金の稼ぎ方を学んできました。
しかし、ただ生きるだけでは面白くありませんよね。生きる為に目的があったほうがきっと楽しいですよね。
この章では、Kenshiで出来るロールプレイを筆者の独断と偏見でご紹介しようと思います。
①国を持つ
今は一般人でしかないあなたには無限の可能性があります。王座でふんぞり返っているどこかの皇帝のように、国を持つ事だってあなたには可能なのです。
何もない荒野に家を建てれば、そこはもうあなたの領土です。沢山準備をした上で、住み心地の良い場所を探しましょう。
(最初は街に家を買って、あらかじめ研究を進めておくことを推奨します)
拠点を持てば、農業をして農作物を売ったり、鉄から鎧を作ったりと、できる事が格段に増えていきます。その分、一人の力には限界がありますので、仲間を募りましょう。様々な出会いがあなたを待っているはずです。
しかし、諸勢力が黙ってあなたの行為をみているでしょうか。特に地元の勢力は、自分の領土が侵害されたわけですから、良い気分ではないでしょうね…。
もしあなたに絶大な軍事力があれば、街で偉そうにしている貴族やサムライたちに正義の鉄槌を下す事だってできますよ。主義主張が同じ勢力同士、同盟を結ぶこともできます。あなたの理想とする社会を作るべく、拠点の強化に邁進しましょう。
なお、建築に関してはWikiに良く情報がまとまっていますので、ご参考までに。
建築と拠点 - Kenshi 日本語wiki - アットウィキ
②未知を求めて冒険する
砂漠に転がっている謎の金属片、そして今より進んだ技術によって作られた遺跡群。
あなたによって解き明かされるべき謎が、この大陸には沢山眠っています。その謎に近づけば、あなたにも莫大な富や力が手に入るでしょう。
しかし、それには相応のリスクが伴うことも忘れずに。武器を持ち力をつけて、旅にでましょう。
時にははっと息を呑むような景色に出会うこともありますよ。
③カニバルハンターになる
大陸の北西では、奇妙な習慣を持つ民族が覇を争っています。
特異な食習慣から、その民族は「カニバル」と呼ばれています。
どの国家も彼らと敵対をしており、中でも「カニバルハンター」という、彼らとの戦いを生業とする集団も存在します。あなたもカニバルハンターの一員となって、邪悪なカニバルたちを駆逐する戦いに身を投じましょう。手っ取り早くハンターになるには、スタートを「カニバルハンター」にすれば良いです(手軽に絶望を味わえます)
もっとも、あなたが彼らの食料になったとしても、誰も助けてくれないでしょうが。
④最強のKenshiを目指す
「俺より強い奴に会いに行く」
これも立派な楽しみ方です。この世界には恐るべき能力をもった人物やモンスターが沢山あふれています。今は子ヤギにも勝てないあなたも、戦いを繰り返していけば、いずれタツジン級のKenshiになれるでしょう。
武器を持つのもよいですが、マーシャルアーツもオススメです。カタナを振りかざしてくるサムライに素手で立ち向かうなんて、ロマンにあふれていると思いませんか?
Ⅵ.最後に
ここまで文章を読んでくださって、本当にありがとうございます。
あくまで上記内容は筆者の独断と偏見ですので、楽しみ方、攻略方法は人によって様々だと思います。ぜひとも自分なりの楽しみ方を見つけて、Kenshiを好きになっていただければ、筆者としては幸甚です。
もし筆者がどんなプレーをしているか興味をお持ちになった方は、ぜひプレイ日記をご覧ください。感想を頂けると小躍りして喜びます。また、ご自身のロールプレイなんかも教えて頂けると嬉しいです。
あと、筆者がKenshiの事をもっと好きになったのは、開発者であるクリス・ハント氏が東京ゲームショウで来日された際にインタビューしたことがきっかけでした。クリス氏はとても良い人でしたし、何よりゲームやファンに対する熱意がすごかった。次回作についても言及されているので、お時間あればぜひこちらもご覧ください。
2019/2/11追記
公式でプレーヤーストーリー大賞をしている記事を見つけたので、意訳してみました。Kenshiの面白さが伝わる素晴らしいストーリーでした。こちらもどうぞ。