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ゲームに関する備忘録

Kenshiプレイ日記18「メガラプターとの戦い」

前回はこちら

 

泳いだマルコ達がたどり着いたのは「ラプターアイランド」と名の付いた島だった。

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体についた水滴を払い落とし、地図を確かめる。

ここ一帯はスワンプラプターの巣になっているらしい。

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スワンプラプターの一隊を見つけ次第、倒していく。

たいした脅威ではない。

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ラプターアイランドと大仰な名前が付いている割りに、たいしたことないな」

マルコがそうつぶやくなか、バーンが口を開く。

 

「まだ安心しないほうが良い、マルコ。この島にはきっとスワンプラプター以外の脅威が存在するはずだ」

 

普段ヘングで砂嵐の空しか見ていない彼らにとって、海辺の景色は新鮮だった。日が昇り、この島に唯一ある廃墟に光が差し込んでいく。鳥達は不吉な声を上げながら、上空を旋回している。

 

「何かいるとしたらあの廃墟だぞ」

 

マルコの発言は正しかった。

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薄明かりの中、巨体が姿を現した。

メガラプターだ。

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通常のラプターより数十倍の体躯と、それに見合った戦闘力を持つ。

 

「どうだ、やれるだろうか」

マルコはストークに相談する。

 

「やつが攻撃的なら、戦うほかないだろう」

 

バーンはじっとラプターを見ている。心なしか、好奇心に心躍っているように見える。

「こんな大きなラプターなんて見たことない。しかし、我々であれば十分に戦えるはずでしょう、マルコ」

 

そうこう話しているうちに、メガラプターは俺たちを見つけた。

すさまじい叫び声をあげ、突撃してくる。

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「頭に攻撃を集中しろ!!」

マルコの指示が飛ぶ。

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メイがラプターの気を引く間に、ジョーダンやバーンの剣が一振り、また一振りとラプターの巨体に突き立てられていく。

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傷を負ったメイが下がり、アベルとパックブルがその役目を引き継ぐ。

 

ホーリーネーションとの戦いで一段と連携が強化された俺たちの前で、ラプターの傷口は次々に増えていく。

 

そしてついにその瞬間はやってきた。

ケルトンのバーンの一振りが頭に直撃した瞬間、

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ラプターは轟音を立てて崩れ落ちた。

 

「意外とたいしたことはなかったな」

 

マルコは冷静にそう言った。味方で気絶した者もいなかった。

 

バーンはラプターの死体をじっくり調べている。

「一体何の影響でこうなったんでしょうな」

「まったく想像がつかんよ」

マルコは死体から切り取ったツノを眺めながら答える。

 

「この研究所に何か秘密があるかも知れませんな。しかし、こんなめちゃくちゃに壊されている以上、それを知る術はもうないか・・・」

悔しそうにバーンはつぶやく。

 

ひとしきりあたりを調べてから、俺たちは大陸に泳いで戻った。

ユニティから持ってきた食料が、底を尽きつつある。

ラプターから取れる肉は、とても人間が食べられるものではなかったのだ。

 

「食料をよこせ!」

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飢えた盗賊には悪いが、我々も食料が欠乏しているんだ。

 

彼らを適当にいなした後、遊牧民の住居を見つけた。しかしここでは売るような食料は取り扱っていないらしい。

 

食欲をぐっと抑え、マルコ達は更に進む。

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ここから東に進めば、モングレルという街が見つかると聞いた。

街のバーなら十分な食料が見つかることだろう。

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道中、霧深い山道を進んでいく。

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不気味な祭壇を見つけたが、マルコ達にはこれが一体何なのか検討もつかない。

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静まり返った山道を進んでいくうちに、目的地にたどり着いた。

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さあ、バーで食料を買おう。マルコが建物に入ろうとしたその時、

 

「ビープ」

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聞きなれない声がマルコの耳に届いた。

 

つづく。