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ゲームに関する備忘録

Kenshiプレイ日記7「酸の雨の街」

前回はこちら

 

雷は容赦なく大地を削り取っていく。

酸の雨が降り止むことはない。

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荒れ果てた大地をさまよううちに、Storkは街を見つけた。

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どうやらスケルトンだけで生活をしているらしい。

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武器や防具を売っているような店はなかった。

おそらく、訪問者が来ることなど想定していないのだろう。

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 かろうじてバーが一軒だけあったので、覗いてみることにする。

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バーのマスターに声をかけてみる。

 

「何か人間向けのものはあるか」

 

ケルトンは首を横にふった。

様々な機械油が店のカウンターに並んでいる。これが彼らにとっての食事になるのかもしれない。

 

「残念ながら、君が食べられそうなものは何もない。代わりにこの場所について教えてあげよう」

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「まあ、教えるべきことなんて少ないがね。我々は、外の生命が無秩序に育ったあと、ここに移り住んできたんだ。何百年も前だから、もうこの街に来る前の記憶を忘れてしまったんだ。ただ一つ確信できるのは、当時に比べてここが安全だということだろう。酸でさびることもないし、紛争地帯からも遠いしな」

 

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「我々の孤立主義における唯一の欠点は、職業がないことぐらいだろう。じっとしていることは、体や精神に悪影響を与えるからね」

 

どうやら彼らは何千年も前からここで暮らしているらしい。しかし、何も変わらず何も刺激がない生活など、死んでいる事と同じではないかとStorkは思った。

とても、彼らの前では口に出来ないが。

 

端っこの席に座っているスケルトンにも話しかけてみる。

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 「また別の人間か。君は百万人目だよ。君達は数百年後に一つに融合するんだ。それか何千年後かな。本を読むように君達のことがわかるよ」

 

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「なんとも愚鈍だ。愚鈍な者がこの死んだ街で希望なくさまよい、他の連中はこの病的な宴会の中、壊れた歯車や足についてぺちゃくちゃ喋ってすごすのさ。はあ」

「この街を離れて楽しく過ごしたいんじゃないか?」

 

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「一度試してみたことはあるんだ。外の世界は面白そうだったけど、遠すぎたから引き返してきたのさ。人殺しは巷にあふれていると聞くし、なんたってあれだ、食人だ。恐ろしすぎる」

「生きるために夢を持ってはどうだ」

 

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「私も夢を持っていたが、どれも良い結末になっていない。夢とはばかげたものだ、君にもお勧めしないよ」

「一緒に働いてみないか。きっと充実した毎日をおくれるぞ」

 

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「わかった、一緒に行こう」

こうして、新たな仲間が一人加わった。

 

雨は一向にやむ気配がない。

今日は疲れたしベッドを借りて休むことにしよう。

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帰り道でも不思議な風景を見かけた。

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これが一体なんだったのか検討がまったくつかないが、おどろおどろしい見た目から、作られた理由は何となくわかった気がした。

 

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朽ち果てた建造物の間を抜けて、

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 酸の川のそばを横切り、

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Dust Banditたちをトレインしながら、 

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ようやくUnityに帰ってくることが出来た。

 

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Storkが街に戻ってきてから、俺達は話し合った。

古代のアーティファクトのお陰で、軍事力は相当強まってきた我々の次の目標は「近隣の奴隷解放」となった。

Slave TraderやSlave Hunter、そしてManhunterの拠点を見つけ、これを撃滅する。

 

最終目標はHengの南にあるStone Campだ。

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念入りに準備をした後、Storkを隊長にした遊撃部隊は出発した。

つづく。

 

次回はこちら。