当時はこのゲームがどんな内容か全く知らなくて、シドマイヤーが片手間で作った、シヴィライゼーションに毛が生えたくらいのもんだろうと思っていました。
でも今これだけは言えます。シヴィライゼーションとは別の存在で、傑作という名に相応しいと。
あらすじはこんな感じです。
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時は近未来、地球は紛争により荒廃していた。緩やかに自滅へと向かっていた人類は、新たな希望の土地を探すべく、アルファケンタウリに向けてコロニー船を派遣した。しかし主義主張の相違により船内は分裂。それぞれのグループは脱出ポッドで惑星チロンに降り立った。
その未開の地で人々は、異なるイデオロギーのグループや惑星チロンの意思と戦い、時には協力しながら、この星を開拓していく。
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筆者がこのゲームを愛している理由は次の二つ。
一つはシヴィライゼーションの勝利後の世界を描いていることでしょう。あんなに苦労して建造した宇宙船の中で、人類はまた争いを繰り返すなんて、なんとも皮肉なものだと思いませんか。
二つ目は詳細な背景設定です。
今はもう見れません(ちょっと前まであったのに)が、昔はeaの公式サイトに惑星チロンに着くまでのショートストーリーが掲載されており、これがまた良かった。
惑星人民党のヤン議長強すぎるし(後期高齢者手前のおじいちゃんなのに、自分で自身の拘束解いたりあばれまわったり)、実質的主人公キャラである平和維持機構のプラヴィン(不幸属性高い)もイケメンすぎる。
なんでeaはあのサイトを消してしまったのか理解に苦しみます。ほんと、もったいないな。
他にも金権政治、神権政治、軍事寡頭制などいろいろな党派が登場します。
背景設定と言えば、その他にもSF的なものがどんどん登場します。
特に人の脳みそが大好物のマインドワーム先輩とか。
そのワーム先輩にも強さがあって、たくさん集まると戦闘能力があがるのです。スライムがキングスライムになるみたいに。
他にも海泳ぐやつとか、最終的に空飛ぶやつとか、ちょうど心地いいぐらいにプレーヤーの邪魔をしてくれます。
しかもそんなワーム先輩を自軍の戦力にできる変態党派もあるとは、このゲームの懐の大きさはすごい。
なんてこと考えてたら、現実世界にアルファケンタウリは存在しない説が出てきたそうですね。科学の進化は良いことだけど、一方で寂しい事実を明らかにしてしまう。ちょっとなんとも言えない気持ちになりますよね。
記事によるとトランスフォーマーの故郷もアルファケンタウリだったそうですね。なんともなあ。
何はともあれ、もし読者の皆様がこのゲームを売場で見つけたら、ぜひとも手にとってみてくださいね。ステラリスファンの皆さんなら、きっとお気に入りの一本になるはず。